2010年09月24日

家出少女 幼馴染〜第2話2

近づく距離と触れる唇

そしてこの再会がきっかけで、
祐二の帰省中、二人は毎日のように会うようになった。

ある夜二人は、瞳の部屋で月見をしながら、
並んで赤ワインを飲んでいた。

「なんか、満月の夜って酔いがまわるの早いわ〜」
祐二は、ワインで湿った瞳の唇を眺めていた。
瞳の唇は、少し上向きでいつも何か言いたげだ。
その思わせぶりな形が、吸いつきたい欲求をあおる。

「ひとちゃん……」

瞳が振り向くと同時に、祐二は瞳の唇をふさいでいた。
柔らかい感触が心地よく、
自然と瞳の口の中に舌をすべりこませた。

瞳は素直に受け入れ、
逆に舌先で祐二の唇をなぞり挑発してきた。
腰を引きよせ、瞳を抱きしめる祐二。

「ん……」
瞳から艶っぽい声が漏れる。
祐二は瞳の体の線をなぞりながら、下半身へと手をのばす。
「あ……」
瞳の声に刺激され、祐二はスカートをまくりあげた。

posted by 家出少女サオリ at 10:35| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月23日

家出少女 幼馴染〜第2話1

偶然の再会

熱気と雑草の匂いが入り混じる湿った空気の中、
祐二はバス停で一人、バスを待っていた。
額からしたたる汗を手でぬぐいつつ、
顔をしかめてバス路線図を眺める。

すると視線の先に、白いワンピースを着て
白い日傘を差した女の姿が浮かびあがった。
アスファルトから立ち上る熱気がゆらゆら漂う中で、
それはまるで蜃気楼のようだった。

女がバス停で立ち止まる。
甘い香りが、ふわりと祐二の鼻先をかすめた。
女は日傘を傾け、祐二のほうへ顔をのぞかせた。
祐二は思わず息を飲んだ。

「瞳ちゃん?ひとちゃんだよね?」
「祐……くん?」

祐二は、恥ずかしそうに笑った。

「里帰り?」
「うん、遅い夏休み」
「それにしても祐ったら、久しぶり過ぎ」

瞳は祐二の幼馴染で、初恋の相手だった。
posted by 家出少女サオリ at 10:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

家出少女 幼馴染〜第1話3

逃れられない真実

ちょうど一週間前のことだ。
夜も更けた頃、いつものように
利貴の携帯電話に電話をしたが電源がオフになっていた。
わけもなく不安になり、
普段は絶対にかけない固定電話に電話をかけてみた。

「もしもし?」

見知らぬ女の声。
瞳の背中に戦慄が走る。
瞳が黙ったままでいると、

「誰から?」

という、聞きなれた男の声がかすかに聞こえる。
瞳はそのまま電話を切った。

あれから瞳は利貴に一度も連絡をしていない。
そして瞳の僅かな期待を裏切り、
利貴からも音沙汰はなかった。

瞳はシャワーのしぶきの中に蹲り、声をあげて泣いた。


posted by 家出少女サオリ at 11:19| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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